経営のヒント(16) 【売上拡大のツボを見極める】
しかし、そうこういっているうちに11月も終わりをむかえ、今年も一ヶ月あまり。今年を締めくくり良い年を迎えられるよう、ラストスパートですね。皆様に知って得する「経営のヒント」をお届けしています。ちょっとした気づき、発想の転換などお役に立てれば幸いです。
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経営のヒント(16) 【売上拡大のツボを見極める】
今回は、売上拡大のツボを見極め、適切な改善策を講じることがいかに大切かというお話です。まず、ツボは業種・業態・そして企業ごとに異なります。ある鯛焼き屋さんでは50万円程度の投資で、売上が20%以上伸びました。ある美容室では、前月と同じ販促コストで新規客が2倍になりました。前者は看板を「一目で鯛焼き屋と分かる」様にし、後者は「カットモデルを親しみやすくした」だけです。
「え?たったそれだけ?」と思われるかもしれませんが、それがツボなのです。飲食業の場合は、店頭の視認性が大変重要です。そしてこの鯛焼き屋さんは「まるで水産業者に見える」という明らかな問題がありました。美容室の場合は、カットモデルが販促成果を大きく分けます。そしてこの美容室ではアンケートで調べてみると「ターゲットとカットモデルがマッチしていない」という課題が見えたのです。
この例ではお客さんの数ですが、他にもリピート率や客単価など同様にツボがあります。このツボを外していると、どんなにがんばっても成果は望めません。まずは自社の売り上げ拡大において、課題が客数なのか、単価なのか、あるいはリピート率なのかを見極め、次にそれを改善するポイントがどこにあるのかを明らかにし、対策を考えてみられてはいかがでしょうか。
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